全9章・68記事
最終確認:2026年10月1日|著者:UG|章別記事数 4+6+7+13+10+10+5+6+7=68記事を確認済み
現場で「分からない」「測れない」を検索して解決できる機械検査のWeb教科書です。 製造業の検査・品質に関わる実務経験をもとに、用語の定義だけでなく「何を確認するか」「どう測るか」まで現場目線で整理します。運営者・保有資格・編集方針を見る
30秒でわかる
機械検査は、図面や規格で決められた要求を確認し、部品を正しく測り、適合しているか判断する仕事です。
- 「測定」は大きさなどを数値で確かめること、「検査」は要求に合っているかを判断することです。
- 図面の寸法や公差(許される範囲)を理解すると、測定値の意味が分かります。
- 外径・内径・高さなど、測る場所に応じて測定器と測り方を選びます。
- 測定前は汚れ・バリ・温度・器具の状態を確認し、誤った判定を防ぎます。
初めてなら第1章から順番に、仕事や資格試験で疑問があるなら下の目的別カードから読み始めてください。
1. 目的から探す
2. よく調べられる用語
3. よく使う測定器
無料の現場計算ツール: 三角関数・サインバー・PCD穴座標・位置度などを計算できる「UG BASE 現場計算LAB」を利用できます。
読んだら、目盛りを試してみよう。
ノギス・外側マイクロメータ・ダイヤルゲージの読み取りを、UG BASE LABで練習できます。3種類をまとめて試す測定器検定も用意しています。
無料・登録不要。1機種5問の練習から始められます。検定の級はUG BASE独自の学習用判定です。
5. 初めて学ぶなら
最初は基礎 → 図面と公差 → 測定器と測り方 → データ → 資格対策の順で学ぶと、知識を実際の検査につなげやすくなります。
- 第1〜2章:機械検査の役割、測定誤差、測定の基本を知る。
- 第3〜4章:図面に書かれた寸法・公差・形状の要求を読み解く。
- 第5〜6章:測定器の特徴と、実際に部品を測る手順を学ぶ。
- 第7〜8章:表面の状態と、測定値のばらつきを理解する。
- 第9章:学んだ内容を機械検査の技能検定対策に結び付ける。
測定から合否判断までの5ステップ
- 要求を確認:図面の対象寸法、公差、必要な測定位置を確かめる。
- 測定器を選ぶ:測定範囲・分解能・精度の適切さと、器具の状態を確認する。
- 測定する:汚れ・バリ・温度・測定力などによる影響に注意し、決められた方法で測る。
- 判定する:測定結果を許容範囲と比較し、測定の不確かさを含む職場の判定ルールに従う。
- 記録する:測定値・判定結果・必要な条件を残し、後から確認できるようにする。
公差の読み方|20.00 ±0.05 mmの例
図面に20.00 ±0.05 mmとあれば、寸法の指定範囲は19.95〜20.05 mmです。20.03 mmは範囲内、20.06 mmは範囲外という読み方になります。
注意:これは公差を読むための簡単な例です。実際の合否は、測定の不確かさや適用される検査規格・判定手順も確認してください。
6. 全9章
第1章|はじめての機械検査 4記事
機械検査の役割と、測定・判定の基本から始めます。
第2章|測定・検査の基本 6記事
誤差・分解能・測定力など、正しい測定結果を得るための基礎です。
第3章|図面・寸法・公差 7記事
図面の寸法・公差を読み、測定結果と比較して判断する基礎です。
第4章|幾何公差 13記事
部品の「形・向き・位置」を理解する、機械検査の中心テーマです。
第5章|測定器・測定補助具 10記事
何を測る道具か、仕組み、使い方、注意点を測定器ごとに整理します。
第6章|実際の測定方法 10記事
基準・測定器・当て方・動かし方・読み方を、測定対象ごとに整理します。
第7章|表面・加工と検査 5記事
表面粗さ・うねり・加工状態を、検査結果や組付けとつなげて理解します。
第8章|品質管理・測定データ 6記事
ばらつき・標準偏差・正規分布・工程能力を、測定データから学びます。
第9章|技能検定 機械検査1級・2級 7記事
実務で学んだ知識を、学科・実技・計画立案の資格対策へつなげます。
🔧 現場で使える
用語だけでなく、基準の決め方・測定器の選び方・測定子の当て方など、実務で出てくる疑問まで扱います。
🎓 技能検定にも使える
寸法公差・幾何公差・測定器・測定方法・品質管理を理解し、1級・2級の学科・実技・計画立案へつなげます。2026年10月1日時点でも、厚生労働省の技能検定職種・試験基準には「機械検査/機械検査作業」が掲載されています。
7. 技術記事について
初心者向けに分かりやすく説明しつつ、一般的な説明と正式な技術的意味を区別して解説します。特定企業の非公開基準や図面ではなく、一般化した部品・測定方法を使います。
8. 注意事項
実際の測定方法や測定精度は、対象物・図面要求・測定器・測定環境などによって変わります。実務では、使用する図面・検査規格・作業標準などを優先してください。
一次情報:厚生労働省「技能検定職種及び試験基準」 / 厚生労働省「技能検定制度について」
