第16章|16-1 レンズの清掃

カメラの教科書|第16章-1

レンズ清掃は『まず吹く、必要なら軽く払う、最後に最小限だけ拭く』が基本です。砂や硬いホコリが残ったまま強くこすると、コーティングや表面を傷める原因になります。

汚れを落とすことより、傷を増やさないことを優先します。毎回クリーナー液で磨く必要はありません。

目次 タップで開閉
  1. 1. まず結論|ブロアー→必要ならブラシ→クロス
  2. 2. 最初からクロスでこすらない
  3. 3. クリーナー液はクロス側へ少量
  4. 4. 後玉は特に慎重に扱う
  5. 5. やってはいけない清掃
  6. 6. 撮影現場での最低限セット
  7. 7. FAQ
  8. 8. 参考情報

1. まず結論|ブロアー→必要ならブラシ→クロス

  1. レンズキャップ周辺の砂を落とす
  2. 前玉・後玉をブロアーで吹く
  3. 付着物が残る場合だけ柔らかいブラシを使う
  4. 指紋や油汚れだけクロス・専用クリーナーで拭く
  5. 最後にムラや異物を斜光で確認する

レンズ清掃は、いきなりクロスでこするのではなく、砂やホコリを先に吹き飛ばしてから必要最小限だけ拭くのが基本です。硬い粒が付いたまま擦ると前玉やコーティングへ傷を付ける可能性があります。

2. 最初からクロスでこすらない

砂粒や硬いホコリを布で引きずると、細かな傷の原因になります。先に非接触で落とせるものを落とします。

ブロアーで除去できない皮脂や水滴跡だけを、清潔なレンズ用クロスと対応クリーナーで優しく拭きます。大量の液を直接レンズへかけず、縁から内部へ液が入らないようにします。

3. クリーナー液はクロス側へ少量

液をレンズへ直接大量に吹きかけると、鏡筒の隙間へ入り込むおそれがあります。専用品をクロスへ少量付け、中心から外周へ軽く拭きます。

4. 後玉は特に慎重に扱う

後玉は撮像面に近く、汚れや傷の影響が出やすい場合があります。交換時に指で触れない、机へむき出しで置かないことが重要です。

5. やってはいけない清掃

  • 衣服やティッシュで強くこする
  • 家庭用ガラスクリーナーを使う
  • 息を吹きかけて唾液を付ける
  • 油汚れがないのに毎回湿式清掃する
  • 分解して内部レンズを清掃する

6. 撮影現場での最低限セット

  • 手動ブロアー
  • 個包装または清潔なレンズクロス
  • レンズペン等の専用品
  • 前後キャップ
  • まずブロアー
  • 必要なら柔らかいブラシ
  • 汚れが残るときだけクロスと専用クリーナー
  • 清掃後は斜めの光で拭き残しを確認

7. FAQ

レンズに少しホコリが付いていると写真に写りますか?

前玉の小さなホコリは通常ほとんど写りません。むしろ無理に清掃して傷を付けるリスクを避ける方が重要です。

8. 参考情報

最終確認:2026年10月3日|清掃・保管・カード運用はメーカー公式の注意事項を優先し、無理な自己作業は避けてください。

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