第13章|13-4 動画のシャッター速度

カメラの教科書|第13章-4

動画では自然なモーションブラーを得る目安として、シャッタースピードをフレームレートの約2倍の分母に設定する『180度シャッター』の考え方がよく使われます。24pなら1/48秒に近い1/50秒、30pなら1/60秒が代表例です。

これは絶対ルールではありません。スポーツ表現やフリッカー回避では意図的に変えることがあります。

目次 タップで開閉
  1. 1. まず結論|24p→1/50、30p→1/60、60p→1/125前後が目安
  2. 2. なぜ速すぎるシャッターは不自然?
  3. 3. 遅すぎるとどうなる?
  4. 4. 日中はNDフィルターが必要になる
  5. 5. フリッカー対策
  6. 6. スポーツで速いシャッターを使う
  7. 7. FAQ
  8. 8. 実践チェック
  9. 9. 参考情報

1. まず結論|24p→1/50、30p→1/60、60p→1/125前後が目安

フレームレート代表的な目安
24p1/48相当→1/50秒
25p1/50秒
30p1/60秒
50p1/100秒
60p1/120相当→1/125秒

動画のシャッタースピードは、1フレームごとの動きのブレ量を決めます。速すぎると各フレームがカリッと止まり、動きが細かく途切れたように見えることがあります。遅すぎると残像が増えます。フレームレートとの組み合わせで考えるのが基本です。

2. なぜ速すぎるシャッターは不自然?

各フレームの被写体ブレが少なすぎると、連続再生したとき動きがパラパラ・カクカクして見えることがあります。適度なモーションブラーが動きのつながりを作ります。

いわゆる180度シャッターの考え方では、フレーム間隔のおよそ半分の露光時間を基準にしますが、これは自然なモーションブラーを得るための目安です。スポーツの解析的な映像、意図的なカクつき、暗所などでは別の速度を選ぶこともあります。

3. 遅すぎるとどうなる?

フレーム間で被写体が大きく流れ、残像感が強くなります。意図的な表現で使うことはできますが、通常の人物動画では見づらくなる場合があります。

4. 日中はNDフィルターが必要になる

1/50秒・F2などを明るい屋外で使うと露出オーバーになりやすいため、ISO最低でも足りなければNDフィルターで光量を減らします。

5. フリッカー対策

LED・蛍光灯などでは電源周波数や調光方式により明暗の縞が出ることがあります。ニコンは50Hz地域で1/100・1/50、60Hz地域で1/125・1/60秒などを例示しています。

6. スポーツで速いシャッターを使う

動きを1フレームずつくっきり見せたい、後で静止画切り出ししたい場合は速めることがあります。ただし再生時の硬い動きとのトレードオフです。

  • 通常動画→fpsに合わせた速度を基準にする
  • 明るい屋外→速度を保つためNDフィルターを使うことがある
  • 照明下→フリッカーが出る場合は速度を調整
  • 速い動き→意図する残像量を見て速度を決める

7. FAQ

24pで必ず1/50秒にしないとダメ?

いいえ。自然な動きの基準です。演出・照明フリッカー・被写体に合わせて変えて問題ありません。

8. 実践チェック

  • 最終fps
  • 照明フリッカー
  • NDの必要性
  • ISO上昇
  • 動きの見え方

9. 参考情報

最終確認:2026年10月3日|動画機能・記録時間・対応解像度は機種・設定・温度・カード性能で変わります。使用機種の最新仕様を確認してください。

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