第5章|5-5 レンズのF値・開放F値とは?

カメラの教科書|第5章-5

開放F値は、そのレンズで設定できる最も小さいF値です。数値が小さいほど多くの光を取り込みやすく、大きなボケや速いシャッターを使いやすくなります。

ただし開放F値が小さいほどレンズは大型・高価になりやすく、開放で常に最高解像になるとも限りません。

目次 タップで開閉
  1. 1. まず結論|F1.8はF4より明るい
  2. 2. 開放F値とは?
  3. 3. ズームでF値が変わるレンズ
  4. 4. 開放F値が小さいメリット
  5. 5. デメリット
  6. 6. F値だけでレンズを選ばない
  7. 7. FAQ
  8. 8. 参考情報

1. まず結論|F1.8はF4より明るい

標準的な1段系列ではF2→F2.8→F4の順に1段ずつ暗くなります。F2からF4では2段差があり、同じISOなら必要シャッター速度は約4倍変わります。

開放F値は、そのレンズで使える最も小さいF値です。数値が小さいレンズほど多くの光を取り込みやすく、暗所でシャッタースピードを確保したり、背景をぼかしたりしやすくなります。ただし開放F値だけでレンズ全体の性能は決まりません。

2. 開放F値とは?

絞りを最も開いた状態のF値です。レンズ名の『50mm f/1.8』ならF1.8が開放です。

ズームレンズには、ズーム全域で開放F値が変わらないタイプと、望遠側へズームすると開放F値が大きくなるタイプがあります。後者では同じ撮影モードでもズーム操作に合わせて露出設定が変化する場合があります。

3. ズームでF値が変わるレンズ

『24-200mm f/4-6.3』のような表記は、広角側でF4、望遠側へズームすると開放F値が最大F6.3まで暗くなる可変開放F値ズームを表します。

4. 開放F値が小さいメリット

  • 暗所でシャッター速度を上げやすい
  • ISOを下げやすい
  • 背景を大きくぼかしやすい
  • AFセンサーへ多くの光を送れる設計上の利点がある場合

5. デメリット

  • 大口径化で大きく重くなりやすい
  • 価格が高くなりやすい
  • 被写界深度が浅くピントがシビア
  • 開放では周辺減光や収差が増えるレンズもある

6. F値だけでレンズを選ばない

AF速度、最短撮影距離、手ブレ補正、逆光耐性、重量、フィルター径なども実用性に直結します。

  • 暗所・室内→明るい開放F値が便利
  • 風景→開放F値より携帯性や周辺描写を重視することもある
  • 動画→ズーム中のF値変化が気になる用途では一定F値タイプを確認
  • 開放撮影→ピント範囲が浅くなるためAF精度にも注意

7. FAQ

F1.2はF1.8より必ず画質が良い?

明るさとボケの余裕はありますが、解像・収差・AF・重量・価格を含む総合画質は製品ごとに異なります。

8. 参考情報

最終確認:2026年10月3日|画角・ボケ・解像・AF性能はレンズ、センサーサイズ、撮影距離、被写体距離などの条件で変わります。

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