第3章|3-8 静電気

第4類危険物では、裸火だけでなく静電気の火花も着火源になります。液体の流動・ろ過・噴出などでも帯電するため、取扱い時の静電気対策が重要です。

静電気はどう発生する?

異なる物質が接触してから離れたり、摩擦したりすると電荷が分離します。危険物の移送では、液体が配管やホース内を流れること自体でも静電気が発生します。

なぜ危険?

電荷が蓄積して電位差が大きくなると、火花放電が起こることがあります。周囲に可燃性蒸気が燃焼範囲内で存在すると、その火花が着火源になる可能性があります。

静電気対策

対策目的
接地(アース)設備にたまった電荷を大地へ逃がす
ボンディング容器・配管などの電位差を小さくする
流速を上げすぎない静電気の発生を抑える
液体を激しく飛散・落下させない帯電や蒸気発生を抑える
導電性のある設備・靴などを適切に使う電荷をためにくくする

アースだけで終わりではない

静電気対策は、発生を抑える・ためない・安全に逃がす、の組み合わせで考えます。移送開始直後やろ過後など、帯電しやすい工程にも注意します。

確認問題

Q. タンクと配管を導線で接続して電位差を小さくする対策は?

答えを見る

答え:ボンディング。


※静電気対策は設備仕様・危険物・作業方法により異なります。実務では法令、設備基準、SDS、社内安全基準を確認してください。


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