真円度は、ある円形断面全体がどれだけ理想円に近いかを評価する形状公差です。ノギスやマイクロメータで1方向の直径を測るだけでは真円度は分かりません。
30秒でわかるポイント
- 真円度は1つの円形断面全周の形状を評価する
- 正式・高精度な評価には真円度測定機などが使われる
- 複数方向の直径測定は楕円傾向の確認には役立つが、真円度の完全評価ではない
- Vブロック+ダイヤルゲージの振れ値も、条件によって真円度と一致しない
現場ではこう考える
3ローブ形状のような断面では、2点式マイクロメータで方向を変えて測っても形状誤差を十分に捉えられないことがあります。真円度測定機では回転させながら輪郭を取得して評価します。
測定するときの基本
実務では図面・検査規格・作業標準・使用する測定器の取扱説明書を優先します。測定前には基準面・測定面の清掃、測定器の作動・基点・測定範囲を確認し、対象物を測定で変形させないようにします。
よくある間違い
最大直径−最小直径を、そのまま真円度と決めること。2点寸法と真円度は異なる幾何特性です。
🎓 技能検定につながるポイント
真円度・円筒度・円周振れを区別します。真円度はデータムなしの断面形状、円周振れはデータム軸に対する回転時の変動です。
ミニ問題
Q. マイクロメータで0°と90°の2方向を測れば、必ず真円度を正しく求められる?
答え:いいえ。複数方向の直径差は形状傾向を見る参考になりますが、真円度の完全な評価とは限りません。
まとめ
真円度は、ある円形断面全体がどれだけ理想円に近いかを評価する形状公差です。ノギスやマイクロメータで1方向の直径を測るだけでは真円度は分かりません。
参考
機械検査の教科書

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