危険物乙4の試験前日に確認する内容だけを1ページにまとめました。新しいことを詰め込む日ではなく、落としやすい数字・分類・ひっかけ・当日の準備を最終確認するためのページです。
前日にやることは3つだけ
- 重要数字を確認する
- 模試で間違えたテーマだけ見直す
- 受験票と筆記用具を準備する
まず合格基準を再確認
| 科目 | 問題数 | 60%ライン |
|---|---|---|
| 危険物に関する法令 | 15問 | 9問以上 |
| 基礎的な物理学・基礎的な化学 | 10問 | 6問以上 |
| 性質・火災予防・消火方法 | 10問 | 6問以上 |
合計点だけではなく、3科目それぞれ60%以上が必要です。苦手科目を捨てる勉強はできません。
試験形式
- 五肢択一
- 全35問
- 試験時間:2時間
- 実技試験なし
指定数量|ここは数字で取る
| 区分 | 指定数量 |
|---|---|
| 特殊引火物 | 50L |
| 第1石油類 | 200L/水溶性400L |
| アルコール類 | 400L |
| 第2石油類 | 1,000L/水溶性2,000L |
| 第3石油類 | 2,000L/水溶性4,000L |
| 第4石油類 | 6,000L |
| 動植物油類 | 10,000L |
覚え方:50 → 200 → 400 → 1,000 → 2,000 → 6,000 → 10,000。第1〜第3石油類の水溶性は、対応する非水溶性の2倍です。
石油類の引火点境界
- 第1石油類:21℃未満
- 第2石油類:21℃以上70℃未満
- 第3石油類:70℃以上200℃未満
- 第4石油類:200℃以上250℃未満
21 → 70 → 200 → 250℃を順番で覚えます。
分類で間違えやすい代表例
| 物質 | 分類 | 注意点 |
|---|---|---|
| ガソリン | 非水溶性第1石油類 | 指定数量200L |
| アセトン | 水溶性第1石油類 | 指定数量400L |
| メタノール・エタノール | アルコール類 | 第1石油類ではない |
| 灯油・軽油 | 非水溶性第2石油類 | 指定数量1,000L |
| グリセリン | 水溶性第3石油類 | 指定数量4,000L |
| 二硫化炭素 | 特殊引火物 | 水より重い |
法令の頻出ひっかけ
- 移動タンク貯蔵所=タンクローリー
- 移送取扱所=配管による移送
- 保安距離=住居など保護対象との距離
- 保有空地=施設周囲に確保する空地
- 乙種=該当類を取扱い+立会いできる
- 丙種=定められた危険物を扱えるが立会い不可
- 定期点検=原則1年に1回以上
- 免状写真の書換え=10年に1回
物理・化学の最終確認
- 燃焼の3条件=可燃物・酸素供給源・着火源
- 引火点=点火源を近づけると引火できる最低温度
- 発火点=外部点火源なしで自ら燃え始める温度
- 濃度が燃焼下限界より低い → 薄すぎて燃えにくい
- 濃度が燃焼上限界より高い → 酸素不足で燃えにくい
- 温度上昇 → 一般に蒸気圧上昇
- 液体比重は水との比較
- 蒸気比重は空気との比較
計算式は3つだけ確認
- 指定数量の倍数 = 貯蔵・取扱量 ÷ 指定数量
- 密度 = 質量 ÷ 体積
- 熱量 Q = m × c × ΔT
複数の危険物では、数量そのものを足すのではなく、各危険物の「指定数量の倍数」を計算して最後に合計します。
消火方法の最終確認
- 冷却消火=温度を下げる
- 窒息消火=酸素供給を断つ
- 除去消火=可燃物を取り除く
- 非水溶性液体=泡で液面を覆う方法が重要
- アルコールなど水溶性液体=耐アルコール型など適した泡
- 水より軽い非水溶性液体へ強い棒状注水 → 燃焼液体を広げるおそれ
- 粉末消火剤=速効性があるが、冷却不足では再燃に注意
「すべて・必ず・一切」に注意
本番で迷ったら、選択肢に「すべて」「必ず」「一切」「絶対」などの強い断定がないか確認します。例外があるテーマでは、こうした表現が誤りになることがあります。
前日に新しい問題集へ手を出さない
前日に優先するのは、模擬試験①・②で間違えた問題です。新しい問題を大量に解くより、同じ間違いを本番で繰り返さないことを優先します。
当日の持ち物
- 顔写真を貼付した受験票
- HBまたはBの鉛筆/シャープペンシル
- 消しゴム
電子申請の場合は、案内に従って受験票をダウンロード・印刷します。受験票に記載された集合時刻と試験会場も前日に確認しておきます。
試験会場で使えないもの
- 電卓
- スマートフォン・携帯電話
- スマートウォッチ
- テンプレートなどの定規類
- その他の機器
前日チェックリスト
- □ 受験票に写真を貼った
- □ 試験会場を確認した
- □ 集合時刻を確認した
- □ HB/Bの筆記用具を準備した
- □ 消しゴムを準備した
- □ 指定数量を言える
- □ 21・70・200・250℃を言える
- □ 模試①②の間違いだけ復習した
- □ 早めに寝る
最後にこれだけ
法令9/15・物化6/10・性消6/10。
全部を完璧にする必要はありません。各科目で60%を確実に超えるため、覚えた内容を崩さず本番へ持っていくことを優先します。
公式情報
危険物乙4 完全攻略講座
※2026年9月時点の消防試験研究センター公開情報を確認して作成しています。試験日時・会場・当日の案内は、必ずご自身の受験票と最新の公式案内を優先してください。

コメントを残す