第11章|11-8 増資とは?

増資は、新たな株式を発行するなどして自己資本を増やし、事業資金を調達する方法です。成長投資に使える一方、既存株主の持分が薄まる場合があります。

代表的な増資

方法概要
公募増資広く投資家を募集
第三者割当特定の第三者へ新株を割当
株主割当既存株主へ新株引受権を割当

図解|資金調達と希薄化

新株発行 → 会社へ資金流入 → 発行株式数増加 → 既存1株当たりの持分・利益が薄まる可能性

使途を見る

設備投資・買収・財務改善など、調達資金を何に使うかが重要です。

増資=悪材料と一律に判断しない

希薄化負担と、資金による将来成長の両方を確認します。

この記事でわかること

  • 増資で会社へ資金が入る仕組み
  • 希薄化が起きる理由
  • 調達資金の使途を見る重要性

具体例で理解する

発行済株式1億株の会社が新たに2,000万株を発行すると、株式数は1.2億株になります。利益がすぐ増えなければ、1株当たり利益は薄まる方向に働きます。一方、その資金を新工場へ投じて将来利益が増えれば、長期的な価値向上につながる可能性もあります。

初心者が間違えやすいポイント

増資=必ず悪材料と決めないことです。短期的な希薄化はありますが、調達資金の目的・収益性・成長効果まで見る必要があります。

ここだけ覚える

増資は株式発行等で自己資本を増やす資金調達。希薄化と成長投資の両面を、資金使途と合わせて確認します。

本記事は企業開示を読むための一般情報です。個別企業の将来業績や株価を予測するものではありません。

参考・確認先

最終確認:2026年9月22日


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