内径測定は、外径測定よりも測定器の姿勢や測定位置の影響を受けやすい測定です。要求公差と穴径に応じて、ノギス・内側マイクロメータ・シリンダゲージなどを使い分けます。
30秒でわかるポイント
- 図面の穴径・公差・測定深さを先に確認する
- ノギスは汎用性が高いが、厳しい公差には別の内径測定器を検討する
- シリンダゲージではマスターで基点合わせを行い、揺動して正しい直径位置を探す
- 穴の入口・中央・奥、円周方向を変えて測るとテーパや真円性の傾向を確認できる
現場ではこう考える
円筒穴を測る場合、同じ深さで方向を変え、さらに深さ方向も変えて測ると、楕円やテーパの傾向が見えます。シリンダゲージでは測定器を揺動し、指針の折り返し位置を確認します。
測定するときの基本
実務では図面・検査規格・作業標準・使用する測定器の取扱説明書を優先します。測定前には基準面・測定面の清掃、測定器の作動・基点・測定範囲を確認し、対象物を測定で変形させないようにします。
よくある間違い
穴へ測定器を入れた直後の値だけで内径を決めること。測定器が穴軸に対して傾いていると、正しい直径位置を測れていない可能性があります。
🎓 技能検定につながるポイント
計画立案では『内径→公差確認→測定器選択→基点合わせ→測定姿勢→複数位置測定→判定』の順で説明できるようにします。
ミニ問題
Q. シリンダゲージで内径を測るとき、基準器での基点合わせは必要?
答え:必要です。シリンダゲージは基準寸法との差を読む比較測定器です。
まとめ
内径測定は、外径測定よりも測定器の姿勢や測定位置の影響を受けやすい測定です。要求公差と穴径に応じて、ノギス・内側マイクロメータ・シリンダゲージなどを使い分けます。
参考
機械検査の教科書

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