第3章|3-3 引火点・燃焼点・発火点

乙4で混同しやすいのが引火点・燃焼点・発火点です。3つとも温度の話ですが、「外部の火が必要か」「燃え続けるか」で区別します。

3つの温度を比較

用語意味外部の火
引火点火を近づけると一時的に引火できる最低温度必要
燃焼点火を近づけると燃焼が継続できる温度必要
発火点外部の火を近づけなくても自ら発火する温度不要

引火点

液体から出る可燃性蒸気が、空気中で引火可能な濃度に達し、火花や炎を近づけると燃え始める最低温度です。引火点が低いほど、低温でも引火しやすいと考えます。

燃焼点

引火したあとも燃焼を継続できる温度です。一般に引火点より高い温度になりますが、差は物質や試験条件で変わるため、一律の差として覚えません。

発火点

外部の炎や火花がなくても、物質が十分に加熱されることで自ら発火する温度です。引火点とは意味がまったく違います。

覚え方

引火=火を近づける/燃焼=燃え続ける/発火=火なしで自ら燃える。この3語を動作で覚えると混同しにくくなります。

確認問題

Q. 外部の火がなくても発火する温度は?

答えを見る

答え:発火点。


※各温度の代表値は物質の純度や測定方法などで変わります。数値を扱う場合は試験教材・SDS等の条件を確認してください。


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