第3章|3-4 燃焼範囲

可燃性蒸気は、空気中に存在すれば必ず燃えるわけではありません。燃えることができる濃度の範囲を燃焼範囲(爆発範囲)といいます。

燃焼下限界と上限界

用語状態
燃焼下限界(下限)これより薄いと燃料不足で燃えにくい
燃焼上限界(上限)これより濃いと酸素不足で燃えにくい
燃焼範囲下限と上限の間。着火源があると燃焼可能

薄すぎても濃すぎても燃えない

下限より低い濃度では可燃性蒸気が不足しています。上限より高い濃度では、相対的に酸素が不足します。つまり、危険なのはちょうど燃える濃度域です。

換気が重要な理由

漏えいした危険物の蒸気が滞留すると、燃焼範囲に入る可能性があります。換気は可燃性蒸気の濃度を下げ、危険な濃度域を避けるために重要です。

第4類では低所にも注意

多くの第4類危険物の蒸気は空気より重く、床面やピットなど低い場所に流れて滞留しやすい傾向があります。離れた場所の火気まで蒸気が到達することもあるため、局所的な換気だけで安心しないことが重要です。

確認問題

Q. 可燃性蒸気が濃すぎると燃えにくくなる主な理由は?

答えを見る

答え:酸素が不足するため。


※燃焼範囲の数値は物質・温度・圧力などで変化します。実務ではSDS等の最新データを確認してください。

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