第3章|3-6 消火剤の種類

消火剤は、どれを使っても同じではありません。乙4では水・泡・粉末・二酸化炭素の特徴を、消火原理と第4類への適否で整理します。

消火剤の特徴

消火剤主な作用第4類でのポイント
冷却棒状注水で液体を飛散・拡大させるおそれ。水噴霧は条件により冷却に用いる
窒息+冷却液面を覆う。非水溶性液体に有効。水溶性には適合する泡を選ぶ
粉末抑制素早い消火に有効。冷却が弱く再燃に注意
二酸化炭素窒息電気設備周辺にも使いやすいが、冷却が弱く再燃・酸欠に注意

水をそのまま掛ければよいとは限らない

水に溶けず、水より軽い可燃性液体へ強い棒状注水をすると、燃えている液体が広がるおそれがあります。第4類では液体を飛散・流出させないことが重要です。

泡消火

泡は液面を覆い、蒸気の発生と酸素供給を抑えます。アルコールなど水溶性液体では通常の泡が壊れやすいため、耐アルコール型など適合した泡を用います。

粉末・二酸化炭素

粉末と二酸化炭素は素早い消火に向きますが、燃料自体の温度を十分下げにくい場合があります。火炎が消えても再燃のおそれがあるため、状況に応じた冷却や監視が必要です。

確認問題

Q. 非水溶性の第4類危険物の液面を覆うのに適した消火剤は?

答えを見る

答え:泡消火剤。


※消火剤の適否は危険物・設備・火災規模によって異なります。実務では設置された消火設備、SDS、消防計画等を優先してください。


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