第3章|3-11 密度・比重・蒸気比重

危険物乙4では、密度・比重・蒸気比重を区別できることが重要です。似た言葉ですが、何と比べているかが違います。

密度

密度は、単位体積あたりの質量です。基本式は密度=質量÷体積です。

例:500cm³の液体の質量が400gなら、密度は400÷500=0.8g/cm³です。

比重

比重は、ある物質の密度を基準物質の密度と比べた値です。液体・固体では通常、水を基準に考えます。比重は比なので単位を持ちません

  • 比重<1:水より軽い
  • 比重>1:水より重い

蒸気比重

危険物乙4でいう蒸気比重は、一般に空気を1として蒸気の重さを比べます。蒸気比重が1より大きい蒸気は空気より重く、低い場所へ流れやすい傾向があります。

第4類で安全に直結する理由

ガソリンなど多くの第4類危険物の蒸気は空気より重いため、床面・ピット・溝などに滞留しやすくなります。火気が液体から離れていても、蒸気が到達して着火する可能性があります。

液体比重と蒸気比重を混同しない

「液体が水に浮くか」と「蒸気が空気中のどこにたまりやすいか」は別の話です。試験ではこの入れ替えに注意します。

確認問題

Q. 蒸気比重が1より大きい蒸気はどこにたまりやすい?

答えを見る

答え:低所。


※比重・蒸気比重は代表的な条件で扱います。個別物質の数値はSDS等を確認してください。


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