第4章|4-2 第4類の火災予防

第4類危険物の火災予防では、可燃性蒸気をつくらない・ためない・着火させないという3方向で考えると整理しやすくなります。

火気・着火源を近づけない

  • 裸火を近づけない
  • 火花を生じる機器・作業を管理する
  • 高温面との接触を避ける
  • 静電気放電を防ぐ

換気して蒸気を滞留させない

可燃性蒸気が燃焼範囲に入ると、小さな火花でも着火する可能性があります。特に空気より重い蒸気は低所へ流れやすいため、床面・ピット・排水溝なども含めて換気を考えます。

漏えいを防ぐ

容器・配管・バルブ・ホースなどから漏えいすると、液体の拡散と同時に可燃性蒸気が発生します。設備の点検、適切な閉止、受け皿や防油堤など、設備に応じた漏えい対策が重要です。

温度上昇を避ける

温度が上がると一般に蒸発が進みやすくなり、蒸気圧も上昇します。危険物は直射日光や高温部を避け、容器・設備の使用条件内で管理します。

静電気対策

対策目的
接地(アース)設備にたまった電荷を逃がす
ボンディング容器・配管間の電位差を小さくする
流速を上げすぎない帯電を抑える
飛散・落下を抑える静電気発生と蒸気発生を抑える

確認問題

Q. 第4類危険物の火災予防で重要な3方向は?

答えを見る

答え:蒸気をつくらない・ためない・着火させない。


※実務上の火災予防措置は施設区分・危険物・数量・設備条件で異なります。消防法令、SDS、設備基準、所轄消防機関の指示を優先してください。

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