危険物乙4の計算問題は、公式を覚えるだけではなく「何を求めるか」「どの単位でそろえるか」を判断できることが重要です。このページでは、指定数量・密度・熱量・単位換算を中心に、オリジナル計算問題20問を途中式つきで練習します。
計算問題の4ステップ
- 求めるものを確認する
- 使う式を書く
- 単位をそろえる
- 数字を代入し、桁と単位を確認する
先に覚える3つの式
- 指定数量の倍数 = 貯蔵・取扱量 ÷ 指定数量
- 密度 = 質量 ÷ 体積
- 熱量 Q = 質量 m × 比熱 c × 温度差 ΔT
問1|ガソリンの指定数量
ガソリン300Lは指定数量の何倍か。
答え:1.5倍
ガソリンの指定数量は200L。
300÷200=1.5
問2|ガソリン+灯油
ガソリン100Lと灯油500Lを同じ場所で扱う。指定数量の倍数はいくらか。
答え:1.0倍
ガソリン:100÷200=0.5
灯油:500÷1,000=0.5
0.5+0.5=1.0
問3|アセトン+軽油
水溶性第1石油類のアセトン200Lと、軽油500Lを扱う。指定数量の倍数はいくらか。
答え:1.0倍
アセトン:200÷400=0.5
軽油:500÷1,000=0.5
合計1.0倍
問4|3種類を合算
メタノール100L、ガソリン100L、灯油250Lを扱う。指定数量の倍数はいくらか。
答え:1.0倍
メタノール:100÷400=0.25
ガソリン:100÷200=0.5
灯油:250÷1,000=0.25
0.25+0.5+0.25=1.0
問5|第3石油類+第4石油類
水溶性第3石油類1,000Lと第4石油類1,500Lを扱う。指定数量の倍数はいくらか。
答え:0.5倍
水溶性第3石油類:1,000÷4,000=0.25
第4石油類:1,500÷6,000=0.25
合計0.5倍
問6|倍数から数量を逆算
ガソリンを指定数量の2.5倍だけ貯蔵する場合、何Lか。
答え:500L
200L×2.5=500L
問7|あと何Lで1倍?
灯油300Lをすでに貯蔵している。同じ場所にガソリンを追加するとき、指定数量の倍数がちょうど1.0になるガソリン量は何Lか。
答え:140L
灯油:300÷1,000=0.3
残り:1.0−0.3=0.7
ガソリン:200×0.7=140L
問8|密度から質量
密度0.8g/cm³の液体が2Lある。質量は何kgか。
答え:1.6kg
2L=2,000cm³
質量=0.8×2,000=1,600g=1.6kg
問9|質量から体積
密度0.75g/cm³の液体が1.2kgある。体積は何Lか。
答え:1.6L
1.2kg=1,200g
体積=1,200÷0.75=1,600cm³=1.6L
問10|比重から質量を求める
比重0.70の液体が20Lある。水の密度を約1kg/Lとすると、質量は約何kgか。
答え:約14kg
密度≈0.70kg/L
0.70×20=14kg
問11|熱量を求める
質量2kg、比熱4.2kJ/(kg・℃)の物質を15℃上昇させるのに必要な熱量は何kJか。
答え:126kJ
Q=m×c×ΔT
2×4.2×15=126kJ
問12|温度差を求める
質量2kg、比熱4.2kJ/(kg・℃)の物質に84kJの熱を与えた。熱損失を無視すると温度は何℃上昇するか。
答え:10℃
ΔT=Q÷(m×c)
84÷(2×4.2)=10℃
問13|比熱を求める
2kgの物質を15℃上昇させるのに60kJ必要だった。比熱は何kJ/(kg・℃)か。
答え:2.0kJ/(kg・℃)
c=Q÷(m×ΔT)
60÷(2×15)=2.0
問14|LとmL
2.5Lは何mLか。
答え:2,500mL
1L=1,000mLなので、2.5×1,000=2,500mL
問15|kg/Lで密度
15Lの液体の質量が12kgだった。密度は何kg/Lか。
答え:0.8kg/L
12÷15=0.8kg/L
問16|3種類で1倍未満か判定
ガソリン80L、アルコール類120L、灯油200Lを同じ場所で扱う。指定数量の倍数はいくらか。
答え:0.9倍
ガソリン:80÷200=0.4
アルコール類:120÷400=0.3
灯油:200÷1,000=0.2
合計0.9倍
問17|水溶性だけを合算
水溶性第1石油類100L、水溶性第2石油類600L、水溶性第3石油類1,000Lを扱う。指定数量の倍数はいくらか。
答え:0.8倍
100÷400=0.25
600÷2,000=0.30
1,000÷4,000=0.25
合計0.80倍
問18|特殊引火物を含む計算
特殊引火物25Lとガソリン40Lを扱う。指定数量の倍数はいくらか。
答え:0.7倍
特殊引火物:25÷50=0.5
ガソリン:40÷200=0.2
合計0.7倍
問19|灯油を何L追加できる?
ガソリン60Lを貯蔵している。指定数量の倍数をちょうど1.0にするには、灯油を何L追加すればよいか。
答え:700L
ガソリン:60÷200=0.3
残り:1.0−0.3=0.7
灯油:1,000×0.7=700L
問20|総合問題
特殊引火物10L、アルコール類80L、第4石油類2,400Lを同じ場所で扱う。指定数量の倍数はいくらか。
答え:0.8倍
特殊引火物:10÷50=0.2
アルコール類:80÷400=0.2
第4石油類:2,400÷6,000=0.4
合計0.8倍
計算ミスを減らすチェックリスト
- 指定数量は物質ごとに先に書く
- 複数危険物は量そのものを足さず、倍数を足す
- 水溶性・非水溶性を確認する
- L・mL・cm³、kg・gをそろえる
- 熱量では温度そのものではなく温度差ΔTを使う
- 最後に単位を書く
採点の目安
| 正解数 | 状態 | 復習 |
|---|---|---|
| 18〜20問 | 計算はかなり安定 | 間違えた問題だけ再計算 |
| 15〜17問 | 基礎は安定 | 逆算・複数危険物を重点復習 |
| 12〜14問 | 公式は使えるがミスあり | 単位と指定数量を再確認 |
| 0〜11問 | 基礎から再整理 | 05・31・32・36へ戻る |
危険物乙4 完全攻略講座
※問題はUG BASEが学習用に独自作成しています。指定数量は2026年9月時点の消防法令・総務省消防庁公開資料を確認しています。計算問題では端数処理条件が示された場合、その指示に従ってください。

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